盛岡城 ~100名城 #6
盛岡藩は南部氏20万石(幕末時)の居城で、東北地方では珍しい総石垣の城です。
北上川と中津川が合流した丘陵に内曲輪(主郭)を配し、その外側に一族や重臣屋敷を配し外曲輪としました。さらに、武家地や町家を堀で囲い総構になっていたそうですが、市街地に埋もれその形跡は発見できませんでした。
盛岡城縄張り図
瓦門跡
三の丸入口にあたり主郭正門と思われます。周辺は整備工事中でした。現在は隣接して初代南部信直を祀る櫻山神社が建っています。
三階櫓跡
本丸内にある天守台跡です。現在は発掘調査が行われていました。
御末門跡
本丸から淡路丸(腰曲輪)を抜け台所曲輪へと、城の東方面に通じます。
本丸三階櫓下石垣
淡路丸から見上げる本丸石垣。直線的に整然と積まれ美しいシルエットです。
二の丸下石垣
城の西側を守る高くて堅固な石垣。突き出ているのは、左右の石垣を登る敵兵に側面から攻撃するためです。
【感想】
東北地方有数の総石垣が見事な城ですが、内曲輪全域が公園として整備されており、城の雰囲気を味わう点ではいささかマイナスだと感じました。