日本武尊が使ったという「玉清井」伝説
法専寺
佐竹氏からも厚い庇護を受けていた歴史あるお寺。なかなか趣のある山門です。
ご本尊は阿弥陀如来。本堂は大きくはありませんが手入れされており、境内の掃除も行き届いていました。
玉清井
本堂の左手にある池の奥の岩の窪みに清水が溜まっており、これが玉清井です。
昔、日本武尊(ヤマトタケルの尊)が東征の際、飲料にしたという伝説がある湧き水ですが、今は湧き出ているという感じではありませんでした。
ここから門前を流れる小川を玉川と呼んだことから、村の名も玉川村となったそうです。玉川村は昭和30年に大宮町に合併されましたが、JR水郡線の駅に「玉川村」の名が残っています。
玉川の里 秋まつり
ちょうど山門前の集会所の広場で、この地区の秋まつりを開催していました。
小さな集落のお祭りですが、地域の人が総出でおもてなししてました。
手づくりの豚汁(150円)とあんこ餅(200円)。旨かったあ。
漬物やイチジクの甘煮も頂いて、ごちそうさまでした。
舞台では、民舞などの余興に拍手喝采。
たくさん練習したんだろうな・・。
茨城県の小さな里にヤマトタケル伝説を伝える地域に根ざしたお寺があって、今なお里の人々を結びつけています。
なんとなく、ほっこりした気持ちになって帰ってきました。
【法専寺】
常陸大宮市東野921