虎塚古墳
ずいぶん昔、古墳マニアの友人と訪れました。
水戸市へ用事があっての帰り道、思い出して寄り道してみました。
東日本有数の彩色古墳
昭和48年に初めて調査され、造られたのは7世紀前半と推定されています。
石室からは、成人男子の遺骸1体と漆塗小太刀など副葬品が発見されました。
保存状態がよい彩色壁画
壁画は赤色のベンガラ(酸化鉄)で、様々な幾何学文様や装飾品が描かれ、国指定史跡です。
地方でも前方後円墳を造る力をもった豪族が生まれていたんでしょうね。
ただし、この古墳が誰のお墓なのかは分かっていません。
貴重な壁画や出土した副葬品は、隣接する「埋蔵文化財調査センター」で見ることができます。
なお、春と秋の年2回は、壁画実物の一般公開もあります。(写真下は石室入口)
場所はちょっとわかりづらいですが、一度訪れ、古代に夢を馳せてみてはいかがでしょう。
【データ】
住所: ひたちなか市中根3499
☎: 029-276-8311