トンボさんの遊人手帳

Yahoo!ブログから引越してきました。自由人の徒然なる日記です。

竪破山で風のコンサートを聴いた

今日は、竪破山の山頂で「風のコンサート」が開催されるというので行ってきました。
山頂で歌を聴くってちょっと珍しいでしょ。しかも、何で竪破山?
朝から秋晴れに恵まれましたが、山頂の風は冷たかったよ~。

その1 竪破(たつわれ)山とは
竪破山は阿武隈高地にある標高658mの山。茨城県日立市北部にあり、市内で最も高い山です。
伝説と信仰の山として知られ、山頂には黒坂命(くろさかのみこと)を祭神とする黒前神社があります。
《伝説1》
常陸国風土記によると、昔、角枯山(つのかれやま)と呼ばれ神の宿る山と信仰されていたが、蝦夷征伐に向かった黒坂命がこの地で病死し黒前山と呼ばれるようになった。また、黒坂命がトゲのある茨 (いばら)で柵をつくり、賊を退治したこが、これが「いばらき」の地名の由来といわれる。
《伝説2》
八幡太郎義家が奥州遠征の途中神社で戦勝祈願をしたところ、神が夢に現れ太刀を授けた。この刀で山の大石を斬ったところ真っ二つに割れ、この石が太刀割石を呼ばれた。それで、山の名前も竪破山となったという。

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(左上)不動石
(右上)烏帽子石








(上)黒前神社 社殿正面は崖。参道は社殿の横方向にある


(左)胎内石
     ・・・ああっ、有名な太刀割石の撮影忘れました

山中には巨岩や奇岩が点在しており、巨石に出会える山として、ハイキングに訪れる人が多いようです。小生は2回目ですが何度来ても、四季折々に新鮮です。
県道60号線から入って細い山道を行くと、標高450mくらいの地点に20台ほど駐車可能なスペースあります。

その2 風のコンサートとは
主催は十王ふるさと倶楽部で、日立市に合併した後も十王地域の活性化のため、様々な事業を展開しているそうです。資金面やスタッフの高齢化など活動は大変なようですが、コンサートは今年で第25回を迎えました。

黒前神社に参拝し、展望台や胎内石を見て回って境内に戻ると、あったかな味噌汁が振舞われ、参加者は敷かれたブルーシートの上でお弁当を食べていました。白菜、里芋、大根、人参、ネギと具沢山の味噌汁は冷えた体を温めてくれ、超うっま~い。ちなみに、このコンサートは誰でも自由参加で無料です。
準備などスタッフの皆さんの努力に頭が下がります。小さな子供さんたちも手伝っていましたよ。
小生は初めて参加しましたが、今後も続けてほしいものです。  

その3 本日の出演者
各地のイベントマネージャー、シンガーの玉守ヒロトと、同じくシンガーの大塚浩氏です。どちらも日立市出身だそうですよ。
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 (大塚氏)                          (玉守氏)

まず、オープニングで大塚氏が、風(シューベルツ)、大空と大地の中で(松山千春)をギターで弾き語り。次いで、玉守氏がオリジナル曲の心の声、Loop Roop等を。二人で糸(中島みゆき)等を歌い、最後に参加者も一緒に、北風小僧の寒太郎、上を向いて歩こう等を歌いました。
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けっこう風が冷たく、ブルーシートの下の地面も冷え冷えでしたが、会場は盛り上がっていましたよ。

その他 こんな山里に蕎麦屋さん発見!
竪破山に行く途中、日立市から県道36号線を常陸太田市方面へ向かい、入四間から右折して県道60号線に向かう途中の山道沿いにポツンとのぼり旗を発見。

「あれ、こんなところに蕎麦屋あったっけ」という訳で、昼食のために目をつけておいたんですよ。
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入ってみると、1時半過ぎなのに先客4名ほど。店内はこぎれいな感じ。夫婦?二人で経営している模様。
ざっとリサーチを完了して、小生はかき揚げそば、カミさんはかき揚げうどん(各税込650円)を注文しました。
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リーズナブルなお値段なのに、立派なかき揚げ天に加え、ナスとキス天。付きだしは味噌コンニャクです。
天ぷらはかりっと揚っていて上等。蕎麦は田舎蕎麦ですが美味しくいただきました。蕎麦屋には珍しいですが、手羽先の唐揚げ(1個90円)が名物らしいです。これも中が熱々ジューシーで美味しかったです。

お店の方に伺ったら、開店してまだ5か月目なんですって。その後も次々お客さんが入ってきます。近所の知り合いの方も多いようです。そういえば、携帯は圏外でした。でも、思わぬところでいい店見つけました。

【店舗データ】
 峠家
  住所:日立市十王町高原2630
  店休:水曜日

【訪問日】
  平成28年11月3日(木)