かずさがわ児童公園~日立空襲の日に思う
今日、6月10日は「日立空襲の日」だそうです
日立製作所海岸工場は、建物のの99.6%が破壊され、一般住宅も約1500戸が全壊、
亡くなった方は1275人にのぼったそうです。
そんななか、
日立市かずさがわ児童公園のなかに、空襲を耐えた「シイノキ」があります。
その大きなシイノキは、公園の隅にひっそりと佇み、
ただ、黙って暑い日差しに木陰をつくってくれています。
その幹は、中心部が焼けて空洞になっており、
空襲の記憶を残す傷跡をとどめていますが、それに気がつく人は少ないです。
よくテレビインタビューでは、人々が「二度と戦争をしてはいけない」と
教科書のように口を揃えて言いますが、
今の世の中の流れに危惧を抱く人は少ないようです。
このシイノキは、歴史にきちんと向かう大切さを教えてくれます。
【データ】
日立市かずさがわ児童公園
日立市神峰町
昔は大きな公園で、サーカスが興行されたこともあります。
今は、スーパーマーケット「カスミ」裏の、人気のない小さな公園です。