岡崎城 ~100名城 #45
徳川家康が生まれた城で、三河支配の拠点でした。豊臣政権下で田中吉政が城下を整備したが、江戸時代は「神君出生の」として神聖化され、本多氏、水野氏、松平氏など譜代大名が城主となっています。
現在は城郭の大半が取り壊され、本丸、二の丸部分が岡崎公園として残されており、天守閣は昭和34年にコンクリート製で再建されたものです。
岡崎城縄張り
西と南に河川を擁した平山城。城下町を総堀で囲い防御しています。
大手門
現在は大手門と称されていますが、古図面によると「七間門」と記され、二の丸の入口にあたる門です。
東隅櫓
七間門の外側に東曲輪があり、切り通しの上に東隅櫓を構え防御しています。
徳川家康像
七間門を入って旧二の丸内に建つ、恰幅の良い家康のイメージ通りの像です。
持仏堂曲輪の堀跡
二の丸から本丸へ続く細長い持仏堂曲輪の堀。現在は空堀だがけっこう深いです。
天守閣
コンクリート製3層5階で、内部は展示スペースになっており、武具や甲冑の展示、城下町の様子、城郭のジオラマが見られます。
風呂谷曲輪石垣と水堀
本丸南側を防御する曲輪と石垣。水堀の幅はさほど広くはないと感じました。
東照公産湯の井戸
家康誕生の折、この井戸水を産湯に使ったという。(本丸西側の板谷曲輪内)
岡崎八丁味噌倉
板谷曲輪の西は現在、伊賀川が流れ、合資会社八丁味噌が「八丁味噌の郷」として工場見学や商品販売を行っています。八丁味噌ソフトが旨かった!
古くから商売繁盛で有名なお稲荷さんです。日本三大稲荷には諸説ありますが、個人的には伏見稲荷(京都)、笠間稲荷(茨城)、豊川稲荷(愛知)だと思っています。スナフキンZEROさんのブログを見て一度行きたかったんですよ。
本殿
神社かと思ったら正式名称は「妙厳寺」という曹洞宗の寺院なんですね。
狛狐
狛犬ではなく、やはり狛狐です。今日は平日なので観光客も少なめです。
霊狐塚への参道には赤い鳥居ではなく、白いのぼり旗が続きます。
霊狐塚
1,000体以上の狐像が安置されている。これだけあると見ても圧巻です。
門前商店
やはり、いなり寿司とうなぎのお店が多かったかな。いなり寿司はいろいろ種類があって、どれも美味しそう。
総門前のお店でおきつねバーガーと味噌カツいなりを購入しました。トンカツをふかふかのお揚げのバンズで挟んだおきつねバーガーは珍しくて旨かった。
吉田城(豊橋市)
三河の要衝にあり、今川氏が築城し、のちに徳川氏が抑えた。現在は豊橋公園になっています。続日本100名城#151に指定をうけました。
大正2年に建築。戦災を免れ国の重要文化財に指定されています。茨城のイコン画家「山下りん」の作品があるが、見学は予約制のため見られなかった。残念!
昭和6年に完成した鉄筋コンクリート造りの近代建物。驚くべきことに、現在もホールや会議室が使われています。現在の使い捨て建物とは重みが違いますね。
いや~、三河の歴史は深い。見どころ満載で周りきれませんでした。
また、行きたいな。